[TFT 6.5] 体力を守ることの大切さについて
チャレンジャーによるパッチやメタに左右されない解説
今回は体力の大切さについて
はじめに
TFTにおいて負けるとは体力が0になることであり、勝つとは体力が1以上で試合を終えることです。
よって、体力はとても大事なのですが、実際に配置等を工夫して体力を少し残すのがどれだけ大切かあまり実感が湧かないと思うので実験を行いました。
TFTのかなりの要素を削ぎ落した簡易的な実験であるため、あくまでも参考程度のものではあります。
実験設定
- 対戦相手は毎回ランダムとし、勝率は常に50%
- ダメージの計算式はTFTの仕様の通り
(TFT Player Damage Formula - TFT Stats, Leaderboards, League of Legends Teamfight Tactics - LoLCHESS.GG を参照) - 各プレイヤーはスタンダードなレベル上げを行ったものとする
- 勝者側の半分のユニットが生き残ると仮定とする
- 100000回試合を繰り返してその平均を取る
実験結果
実験設定にある設定のもと、プレイヤー1の初期ヘルスを調整することによってヘルスを守ることでどれほど平均順位が変わるのかを出力しました。
体力を3守るだけで平均順位が0.22ほど上がっており、これが大きい数字であることはTFTプレイヤーならわかると思います。
もし30体力を守ることができれば平均順位2.62という恐ろしいことになります。
(実験に用いたソースコード: TFT_health.cpp (github.com) )
体力の守り方
体力を守る大切さがわかったところで体力の守り方についても触れようと思います。
基本的に勝ちに行っているようなラウンドは普通にプレイすればいいので、どうやっても勝てそうにない盤面の時にどうやって相手のユニットを削るかについて軽く触れようと思います(1ユニット減らせれば体力が2増えます)。
特にステージ2~3において意識するといいと思います。
1. 偵察をして相手の弱い駒を最初に全員で狙うようにする
味方の駒が相手の同じ駒をターゲットするように配置するのは基本ですが、偵察して相手の柔らかい駒を集中砲火するようにすると相手のユニットを減らしやすいです。
2. ブリッツクランク、タロンを入れる
ブリッツクランクやタロンを特性関係なく入れると相手の駒を少なくしやすくなるのでお勧めです。
勝つのではなく相手の駒を減らすという意識をすると最適な駒が変わることがあるというのが大切なことです。
おわりに
TFTの配信を見ていると、「後1体倒せ!」みたいに応援してる場面をしばしば見ると思います。
別に体力2しか変わらんやんって思ってしまいがちですが、実際に割と影響が大きいことを感じることができたかなと思います。
序盤の偵察とかも面倒ですが、本気でランクを上げたいなら少しは意識したほうがいいかもしれないです。