[TFT set6.5] 魔法防御貫通の話

チャレンジャーによるパッチやメタに左右されない解説

今回は魔法防御貫通について

物理系の構成に向かうときにラストウィスパーを積む人は多いですが、魔法系の構成に向かうときに魔法防御貫通を意識してる人少なくない?と感じたので記事にしてみます。

魔法防御込みの魔法ダメージの計算式

魔法ダメージ × 100 ÷ (100 + mr)
(ただし、mrは防御駒の魔法防御)

ちなみに、物理ダメージについても同様に以下の式で計算できる。
物理ダメージ × 100 ÷ (100 + ar) (arは防御駒の防御力)

ちなみにグラフにするとこんな感じ

mrが既に高ければ高いほどmrを積む効率は悪くなる

魔法防御を増やす方法

今回の趣旨とは少し逸れるが、一応触れておく。
  1. エンチャンターやシンジケートなどの特性を出す
  2. オーグメントの効果
  3. アイテムの効果(特にネガトロンクローク派生のアイテム)
特に、ドラゴンクローというアイテムを積むと魔法防御が200増えるため、アンチ魔法系構成のアイテムとなっている。

魔法防御を削る方法

  1. マルザハールのスキルに感染すると40%mrが削られる
  2. スタティックシブ(アイテム)の効果で敵4体のmrが半減する
  3. アイオニックスパーク(アイテム)の効果で2マス以内の敵のmrが半減する
魔法防御を削る方法は比較的少なく、この記事では特にスタティックシブやアイオニックスパークを作ることによってどれだけ削りやすくなるかについて触れていく。
マルザハールのスキルは単体スキルなので、マルザハール単体キャリーの場合は他の魔法防御低下アイテムを積む価値が下がるが、マルザハールがキャリーでない場合は魔法防御低下の観点からは頼りない。
魔法防御を削るという観点からはスタティックシブよりはアイオニックスパークのほうが安定して相手の魔法防御を削ることができる。

魔法防御を削る効果

駒のデフォルトのmrの値は大体40ぐらい。
エンチャンター2が出ていると仮定すると駒のmrは65ぐらいになるので、一旦mrは65と仮定する。
    魔法防御貫通がない場合
    base × 100 ÷ (100 + 65) = 0.61base
    魔法防御貫通50%がある場合
    base × 100 ÷ (100 + 65 × 0.5) = 0.75base
これは、魔法防御貫通によって23%ほどダメージが増えていることになる
例えばアルカニ4からアルカニ6にするとダメージが160% -> 200%となり25%ダメージが伸びることを思うと、23%のダメージ増加は結構強い気がする

エンチャ3もしくはシンジケート5が出ていたり、即席アーマーなどのオーグメントが出ているなどでmrが平均で50ほど増えてる構成も珍しくない。
その場合相手のmrは90程度になるので、それで計算してみる。
    魔法防御貫通がない場合
    base × 100 ÷ (100 + 90) = 0.53base
    魔法防御貫通50%がある場合
    base × 100 ÷ (100 + 90 × 0.5) = 0.69base
これは魔法防御貫通によって30%ほどダメージが増えていることになる
先ほどのアルカニの伸びと比較すると、割と強そうに見える(個人的な感覚)

相手のワントップタンクがドラゴンクロウを積んでいた場合
超特殊ケースだが、面白そうなので計算してみる
元のmr値と合わせると大体mrは250ぐらいになる
    魔法防御貫通がない場合
    base × 100 ÷ (100 + 250) = 0.29base
    魔法防御貫通がある場合
    base × 100 ÷ (100 + 250 × 0.5) = 0.44base
これは魔法防御貫通によって50%ほどダメージが増えていることになる
当然だが強い

まとめ

各数値をどう解釈するかは人によって見解が分かれるところで、アイテムを作る際などに何らかの助けになれば幸いです。
個人的にはまぁまぁ強いかなといった印象で、キャリーのコアアイテムの次ぐらいに優先してもいいかなといった感覚です。



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